24時間表示のウォッチフェイスとは?軍用・極地で使われる理由とGarminでの設定方法
24時間表示のウォッチフェイスは、深夜0時の00:00から23:59まで、1日をひと続きで数えます。午前か午後かを迷う余地がありません。軍隊やパイロット、船乗り、極地の観測隊が使っているのもこの形式です。どんなものか、なぜそうした現場で頼りにされるのか、そしてGarminでの設定方法を解説します。
24時間表示のウォッチフェイスとは
24時間表示では、時刻が1日に2回12に戻るのではなく、00:00から23:59まで通しで進みます。午後1時半は13:30、夜11時は23:00。表示には2つのタイプがあります。
- デジタルの24時間表示:時の部分が00〜23の2桁で出るだけのもの。多くの人がイメージするのはこちらで、ほぼすべてのGarminで設定ひとつで切り替えられます。
- アナログの24時間ダイヤル:時針が1日に2周ではなく1周だけ回る、少し珍しいデザイン。深夜0時も正午もほかの時刻も、ダイヤル上の決まった位置にあるので、今が1日のどのあたりかがひと目でわかります。
軍用時間が24時間制なのはなぜか
軍隊が午前・午後をやめた理由はひとつ、あいまいさをなくすためです。「0400に移動」という命令を午後4時と読み違える余地はありません。どの時刻にも、英語圏の「thirteen hundred」や自衛隊式の「ヒトサンマルマル」のように取り違えようのない呼び方が1つだけあり、記録や命令書の時刻表記もきれいに揃います。航空や海運の世界も同じ理由でこの慣習を採り入れ、多くの場合UTC(「Zulu」時間)と組み合わせて、時差のある乗員同士が1つの時計を共有しています。
北極・南極で必要になる理由
極地に近づくほど、「今は朝なのか夕方なのか」を判断する手がかりが消えていきます。白夜の時期は何週間も太陽が沈まず、極夜には昇りません。午前3時も午後3時も空の見た目が同じなら、午前・午後の区別に意味はありません。だから探検隊や研究者、長い極地シフトで働く人たちは、24時間制の時計で昼夜の感覚を保っています。アナログの24時間ダイヤルならさらに便利で、1日1周の針を見れば、外の明るさが何も教えてくれなくても、今が未明なのか午後なのかがひと目でわかります。
同じ理屈は、交代勤務の人や長距離移動の多い人、夜勤の人にも当てはまります。体内時計と空の明るさが食い違うときでも、24時間表示なら1日のどこにいるかを見失いません。
24時間表示の読み方
午後の時刻は、12時間表示に12を足すだけ。午後1時は13:00、午後6時は18:00、午後9時は21:00です。深夜0時は00:00(24:00と書くこともあります)、午前はそのままで頭に0を付けるだけなので、午前7時は07:00。日本では時刻表などで見慣れている方も多いはず。1〜2日もすれば意識せず読めるようになります。
Garminで24時間表示に設定する
24時間表示で読むだけなら、特別なフェイスは要りません。ほとんどのGarminには本体全体に効く設定があります。
- 時計本体で設定 → システム → 時間 → 時間フォーマットを開き、24時間を選びます。
- システム設定に従うデジタルフェイスは、これで00〜23表示になります。フェイス側の設定に独自の12/24時間切り替えを持つものもあります。詳しくはGarminウォッチフェイスのカスタマイズ方法へ。
本格的なアナログ24時間ダイヤル、つまり針が1日1周するタイプにしたい場合は、専用に設計されたフェイスが必要です。通常の12時間ダイヤルとはレイアウトそのものが違うからです。ミリタリー/アウトドアモードや日の出・日の入のアーク、昼夜の帯を備えたフェイスは、24時間表示と特に相性がよいです。
バッテリーと常時表示(AOD)
24時間表示だからといって、ほかのフェイスより電力を食うことはありません。差がつくのは描き方です。暗い背景と控えめな常時表示(AOD)なら、AMOLEDのGarminでも効率よく動きます。実際に効く要素は「ウォッチフェイスでバッテリーは減る?」で詳しく解説しています。
WatchFaceKitの24時間フェイス:24-Hour Clock
24-Hour Clockは、まさに上で説明したダイヤルをそのまま動かしたフェイスです。時針は1日1周、00が上で12が下、昼夜を分ける帯、日の出・日の入のマーカー、日付窓、そしてField・Ranger・Navy・Blackoutの4つのタクティカルなカラー展開。リンク先で各カラーをブラウザで試して、そのままConnect IQからインストールできます。